このたび、平 朝彦会員(東京大学名誉教授、東海大学海洋研究所所長:2022年度東京地学協会メダル受賞者)が、令和6年12月12日の日本学士院の総会において、日本学士院の第2部(自然科学部門)第四分科(理学)の会員として選ばれました。
対象となる学術上の業績は「日本列島の形成を海洋プレートの沈み込みによる付加作用で解明した先進的な地質学的研究と、深海掘削船「ちきゅう」の建造・運用の責任者として、日本近海の巨大地震発生域での先駆的な海洋底掘削研究に果たした指導的役割」です。
詳しくは日本学士院のウェブサイト(下記)をご覧下さい。
日本学士院について (日本学士院のウェブサイトより)
日本学士院は、学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関として文部科学省に設置されており、学術の発達に寄与するための必要な事業を行うことを目的としています。
本院は、明治12年に福沢諭吉を初代会長として創設された「東京学士会院」を前身とする140余年の歴史を持ち、学術的な業績をもとに選定された定員150名の会員により組織されています。
主な事業として、恩賜賞、日本学士院賞、エジンバラ公賞並びに学術奨励賞の授賞をはじめ、紀要の編集及び発行、公開講演会の開催、外国アカデミーとの交流などがあり、国の内外に渡り学術の発展に貢献する様々な事業を進めています。
国際事業では、世界58カ国の学士院の集まりである「国際学士院連合」に大正8年(1919年)に加盟し、それ以来積極的に国際協力事業を進めているほか、海外アカデミーとの交流協定の締結や海外の著名な研究者を客員として本院に迎える制度などにより学術の国際交流の進展に努めております。