地学クラブ第287回講演会(10月)の予定が決まりましたのでお知らせします。講演終了後に講師を囲んで懇談の場も用意しています。一般(非会員)の方々も気軽にご参加ください。多数の方々のご来場をお待ちしています。

海洋底科学と海底地形名

日時:

平成26年10月3日(金)16:00~17:30


場所:

東京地学協会地学会館講堂
(東京メトロ麹町駅A5出口を出て左へ徒歩1分)


講演者:

小原泰彦(海上保安庁)


要旨:

 海底には陸上と同様に、山、山脈、盆地、谷などの多種多様な地形が存在している。これらの海底地形の名称は、学術的にも海洋管理の上でも議論の基盤となる重要な情報である。海底地形の命名に際しては、ある一つの地形に対して、複数の名前が付されてしまうと、無用の混乱を生じることとなる。そこで、国際的にはGEBCO(General Bathymetric Chart of the Oceans)に設けられた「SCUFN(海底地形名小委員会)」において海底地形名の統一化が図られている。海洋資源(鉱物資源・生物資源)の利用・開発の上で。海洋底を調査し、海底地形に命名を行う事は海底利用の第一歩である。我が国を始め、各国の大陸棚調査等で世界の海洋底の詳細が急速に明らかになっており、海底地形名命名の重要性が増してきている。本講演では、SCUFNにおける国際海底地形命名の最近の動向について紹介する。


その他:

予約不要。無料。終了後、別室で簡単な懇親会(参加自由、飲み物のみ実費)