地学クラブ第285回講演会(6月)の予定が決まりましたのでお知らせします。講演終了後に講師を囲んで懇談の場も用意しています。一般(非会員)の方々も気軽にご参加ください。多数の方々のご来場をお待ちしています。

スロベニアのカルスト地形

日時:

平成26年6月14日(土)15:00~16:30


場所:

地学会館講堂
〒102-0084 東京都千代田区二番町12-2 地学会館
(地下鉄有楽町線「麹町」駅A5出口下車。左に徒歩2分)


講演者:

漆原和子(東京地学協会理事)


要旨:

 バルカン半島には中生代の石灰岩が広く分布する。地質構造はアルプス方向とディナルアルプス方向に大きく二分される。スロベニアにはカルストの名称の発祥の地であるクラス地方がある。ポストイナを境に排水系は一部地表を流れ、一部地下水系を経て、アドリア海方向とパノニアン平原へと流出する。カルスト地形特有の地表水系と地下水系のシステムを紹介する。またアルプスには氷河地形が残るが、氷河に覆われる以前のカルスト地形も存在する。地表では河川の傾斜が大きい時は、トゥファダムをつくる。クロアチアには大規模なトゥファダムがあるのでそれを紹介する。上記の、世界で最も典型的なカルスト地形を見学する会を9月7日から9月13日まで予定している。


予約:

不要